- One Candle
ネパール生活あるある(トイレ編)
今日はネパールでの生活について書きたいと思います。
初めて行かれる方、どうぞご参考に。

日本はインフラ整備が世界でもトップレベルで進んでいます。
これは自論ですが、その国のインフラ事情はトイレに顕著に表れるものです。
日本のトイレ、きれいですよね。
ウォシュレットは最近ではもう標準装備になっているぐらいだし、
お店なんかではもうトイレというよりも一種のリラクゼーションルームかと
疑いたくなっちゃう程、進化を遂げています。
もちろんトイレットペーパーもあるし、プライバシーの保護も万全。
先進国でもここまで整っている国なんて、そうそう見つかりません。
さてネパールは、と言うと。
ホテルやゲストハウス、お金持ちのおうちには水洗トイレが完備されています。
ウォシュレットは期待しないでください。
その代わり手動で洗えるホースがよくついています。
トイレットペーパーも備え付けてあるところが多いのですが、
水洗とはいえ、水に溶けない中国製のトイレットペーパーがたくさん輸入されているし、水量もそんなにないので、すぐに詰まります。
私はそれに気づかず、一度アパートのトイレを詰まらせ、大変なことになったという事件を起こしました。
何やっても全然流れない。スッポン買ってあれこれやったけど、スッポンも日本みたいにしっかりしたやつじゃないから太刀打ちできない。
そしてついには水が逆流、大家さんに業者さんを呼んでもらうこととなりました。
いやはや、今思い出すだけでも恥ずかしい事件でした。
それ以来私はちゃんとゴミ箱にトイレットペーパーを捨てるようになりました。
日本だと、ゴミ箱にトイレットペーパー入れるなんてやだ!と思われるでしょうが、それで詰まらせるよりよっぽどいいです。
地元民たちにはトイレットペーパーを使うという習慣がありません。
私の友達はネパールから出たことのない子でしたので、私がトイレットペーパーを買っていると、「え、きたない!」と猛反対でした。
ちなみに、トイレットペーパーはほとんど地元民からの需要がないので、(海外帰りとかだと話は別ですが)高いですよ。日本みたいにたくさん入って398円!とかいうレベルではないです。紙製品は基本的に高いです。私が愛用していたトイレットペーパーは6ロールとかで普通に400ルピー(400円ぐらい)してました。いやー高い。高級品。
じゃあ普通のお宅や学校のトイレはどうなっているんだ?と思われるでしょう。
イメージ的には、日本の和式トイレです。形はそのままです。ただ、水洗ではなく、昔よく見かけたボットン便所です。穴開いてるやつ。たまーに水洗も見かけますが、まれな存在です。
日本のようなきれいな和式ならまだしも、ネパールのトイレは結構こわいです。
特にOne Candleで支援している小学校なんかは真っ暗な小屋の中の真ん中に和式トイレあるだけです。手洗い場も昔なかったので、考えるだけでも恐ろしいですね。トイレ行く→トイレットペーパーじゃなくて、左手で桶にためてある水を使って洗う→教室戻る。
こりゃみんなお腹もこわしますわな。
そしてそのひどさに近いのが、長距離バスの休憩所トイレ。
男の人たちは崖から開放的にとか、ただ穴が掘ってあるトイレスペースでやっているのですが、女性はそうもいきませんよね。
ちゃんと個室トイレがあるんです。
…が、和式です。トイレットペーパーはありませんので、持参してください。
便器に入れちゃだめです。流れません。備え付け(あれば)のゴミ箱を使ってください。
トイレットペーパーにものすごく嫌悪感を抱く人々なので、その辺はご配慮を…。
仕事柄、いろんな学校へ行くことが多かったのですが、その学校のトイレのきれいさは学校の質にも比例しているような気がしていました。(これも自論)
たかがトイレ、されどトイレ。
ところ変われば全く違った生活様式があるものです。
田舎に行けば青空トイレも体験できますよ。
あと、道歩いてて急に行きたくなったら、みんな親切なのでトイレ貸してくれます。
恥ずかしがらずに試してみてくださいね。