- One Candle
ネパール生活あるある(電気・水編)
トイレ編に続き、今回は電気・水編です。
日本では停電も水不足もほとんどないですが、ネパールはそれが当たり前ではありません。

カトマンズではずっと計画停電で、一日の大半、ひどい時には一日ずっと電気ない日もありましたが、昨年9月にKulman Ghising氏がネパール電力公社のトップに就任してから、基本的には計画停電もなく電気が安定して送られるようになりました。
(これまでは、賄賂を払ったところだけは常に電気が来ていたという、なんとも許しがたい事態が続いていました)
ただ、ネパールはほとんどが水力発電の為、乾季になるとやはり停電もあります。
カトマンズを離れれば、今でも計画停電が行われています。カトマンズでも雷落ちた!とかで停電も結構あります。送電トラブル起こって停電っていうのもありますから、心は広く、決してカリカリしないように。
なので、生活する上で非常に大事になってくる「計画停電スケジュール」。(計画通りいかないこと多々)
地区によって時間が異なるので、そのスケジュールを基に動く必要があります。
昨年私がアパート暮らしだった時には、洗濯をする時を見計らうのがとても難しかったです。
家庭にはあまり洗濯機は普及していないのですが、ラッキーなことに私が住んでいたアパートには、大家さんと共有の2層式洗濯機が屋上にありました。
日本で20年前ぐらいまでにはよく見た2層式洗濯機。洗い・すすぎと脱水が別になってるやつ。なつかしいやつ。
電気ある!洗濯しよう!と思い立ったら、まずスケジュール確認、いつまで電気あるのか重要です。途中でよく電気なくなるので、気を付けた方がいいです。
そして水を投入。水も各家庭のタンクに溜めてある分を節水しながら使うので、使いすぎないように気を付けないと、シャワー浴びれない!とかになってしまいます。
そして家庭の水は、電気モーターで1Fにあるタンクから上にあげて使うことが多いので、電気がない時間はシャワー浴びれません。もちろん洗濯の水も上げられません。
日本のように、毎日夜シャワーとかできません。電気ある時、が基本です。
しかもお湯は基本的にタンクに溜めてある水を太陽の光で温めてお湯にするので、天気の悪い日や、気温の下がる夜はシャワー厳しいです。ゲストハウスもそのタイプが多いので、太陽が上がった時にシャワーを浴びることをおすすめします。
基本的に水風呂が多いです。地元民からしてみれば、なんでわざわざ寒い夜にシャワーする必要あるん?っていう感覚です。
やはりその土地にあったやり方があるものです。郷に入っては郷に従え、です。まさに。
電気は、停電の時もあれば、単に電球の接触が悪くて電気ついてないとかもよくあるので、自分の部屋だけ電気なかったらそれを疑ってみてください。最初それを知らず、3日間ぐらい携帯のライトで生活してたら、大家さんから「ずっと留守かと思ってた」とか言われる始末でした。大家さんとか、ホテルやゲストハウスの人たちは基本的に親切なので、何かあれば相談してみてください。高確率で助けてくれます。
うちの大家さん(おばちゃん)はゴキブリ(大)が出た時には手づかみで退治してくれました。心強すぎ。
ちょっと話はずれますが、洗濯の時に気を付けたいことがもう一つ。
長期観光だと洗濯することもあるかと思いますが、ゲストハウスとかで1キロ100ルピーとかでやってくれるとこもあります。(ぼったくろうとするお店も多々ありますので、お気を付けください)
ポカラだと、フェワ湖でお客さんの服をじゃぶじゃぶやってるメイドさんたちもいます。
服、湖に沈んでなくなる可能性ありますからお気を付けください。
自分で洗濯して干す時には、屋根があれば良いのですが、屋根がない(例えばアパートの屋上とか)ところだと、雨が急に降りだすことが多いので気を付けてください。
ただ、もし濡れたとしても大丈夫。
次晴れるまでみんなそのまま干してますから。
郷に入っては郷に従え、の精神で。
親切な大家さんとかだと、取り込んでくれたりしてます。助け合いの精神が大事です。
日本ではもう最近ほとんどないですが、近所の人たちとの助け合い、かなり多いです。
ネパールのいいところだな~としみじみ思います。
こうやって電気や水など生活の不便さは書けばきりがないですが、実際生活してみると苦にならないものです。逆に日本に帰ってくるとインフラ整いすぎてて逆カルチャーショック受けます。
ネパールの生活は、楽しいものです。