- One Candle
Computer Lab完成
やっと完成、長年の課題だったComputer Lab。
今回心優しき方々の支援もあり、新しいPCの購入、修理、整備が一気に進みました。

これまでは生徒数に対して使えるPCが圧倒的に少なく、4、5人に1台で授業を行っていました。しかし今回14台にPCが増えたので2、3人に1台で授業をすることができるようになりました。
限られたスペースと電源数のため、今のところの限界です。
また様子を見ながら改善を続けていきたいと思っています。
窓のところには10年以上も使えないPCがオブジェのように積み上がり、スペースを圧迫していました。物を捨てるのが大の苦手である校長先生(私の第二のお母さん)を説得、捨てずに他のスペースに移動させることに成功しました。片付け途中は渋々でしたが、いざ完成すると大喜び。しかも片付けにはお手伝いさんたちも参加してくれ、なんとか今回の滞在期間に終了することができました。感謝いっぱいです。
今回新しいPCを2台、ディスプレイを5台購入、そしてPC2台の修理ができました。
これも皆様の温かいご支援のおかげです。感謝してもしきれません。
本当にありがとうございます。
何年か前にプロジェクターを購入した、現地のPCショップも一週間いろいろと助けてくれました。お兄さん方、今後も頼りにしています!
そして今パソコンの授業を受け持つのは卒業生のRanjana。
次来るときまでしっかりと今の状態を保つよう、お願いしてきました。
写真に写っている、壁にかかっている飾りは単なる飾りではなくハンディモップ。
日本からいっぱい持っていきました。しかもかわいいやつ。
なぜかというと、ネパールの学校には学生が自分たちで掃除をする習慣がありません。
子供たちが掃除をさせられていると知ると親たちが学校へ大激怒します。
これはカースト制度の名残で、掃除は決まった人(この学校の場合お手伝いさんたち)がしてお金をもらうべきだという考えが根付いているからです。
だけどそういってるだけでは、いくら設備を整えても学生が大事にせずにすぐにだめになってしまいます。砂ぼこりの激しい環境下にあるネパールのこの学校では、1日でもPCの掃除をしなければほこりまみれになってしまいます。
「掃除をさせられている」感覚ではなく、「自分が使ったものをかわいいモップでさっときれいに」という小さなステップから始めようという試みです。
次回訪問時にはモップが全部真っ黒になっててほしいと願います。
小さなことからいつも世界は変わるのです。